お子さんが4月からいよいよ小学校入学!となると、親子ともに期待と不安が入り混じる時期ではないかと思います。
今回は、この春から1年生になるお子さんにおすすめの絵本を紹介します。
1年生になるお子さんにおすすめの絵本
「うさこちゃんがっこうへいく」 ディック・ブルーナ 福音館書店
うさこちゃんと呼ぶより、ミッフィーちゃんといった方が馴染みがあるかもしれません。
他にもミッフィーの本はありますが、こちらの本のシリーズの方が、子どもたちにとっても読みやすく、文章のリズムが心地良いのでおすすめです。優しい先生が待つ学校で、うさこちゃんが友達と勉強したり遊んだりする様子が描かれています。学校に行くのが楽しみになります。
「いちねんせい」 谷川俊太郎 小学館
谷川俊太郎さんの詩集です。子どもに寄り添った詩で、学校生活でのできごとをイメージしやすいです。お子さんと一緒に声に出して読むと、音読が楽しく身に着きます。和田誠さんの絵も素晴らしいです。
「みんながおしえてくれました」 五味太郎 絵本館
こちらも、五味太郎ワールド全開です。リズムが良い文章で子どもが親しみやすく、絵も素晴らしいです。身のまわりのものに興味をもたせてくれて、想像力が広がります。
「学び」は、机に向かう勉強だけではないことを教えてくれます。
「くんちゃんのはじめてのがっこう」 ドロシー・マリノ ペンギン社
誰でも、初めてのところに行くのは不安なものですね。くんちゃんは初めての授業で自分が指されるのではとビクビクしています。
そしてとうとう教室から逃げ出してしましました。でも、優しい先生の素晴らしい授業で、くんちゃんは元気を取り戻します。学校は怖いところじゃないんだ!と不安をやわらげてくれる絵本です。
「くまくんのおともだち」 E・H・ミナリック 福音館書店
くまくんは、新しい友だちとの出会いと別れによって成長します。くまくんが友だちを大切に思う気持ちが伝わり、心が温まります。
子どもは友だちから影響を受けやすいですね。友だちは、自分を成長させてくれる大切な存在だと気づかされます。
「ケイゾウさんは四月がきらいです。」 市川宣子 福音館書店
幼稚園が舞台の物語です。卒園前の子どもたちが親しみやすく、1年を通した園での生活を楽しく思い出させてくれます。
幼稚園で飼われているにわとりのケイゾウさんは、何かにつけて、文句ばかり言っています。新入りのうざきのみみこも負けていません。喧嘩しながら仲良く暮らすこのコンビがいい感じです。片方だけが我慢していないところがいいですね!
どうして四月が嫌いなのか、気持ちが分かりますよ。
続編に「ケイゾウさんの春・夏・秋・冬」があります。
「ねこのなまえ」 いとうひろし 徳間書店
さっちゃんが歩いていると、ねこがやってきて名前をつけてほしいと頼まれます。さっちゃんはこのねこに、どんな名前を付けたのでしょう・・・
名前の大切さを教えてくれる絵本です。子どもたちは学校で先生にフルネームで呼ばれるようになりますね。自分の名前に込められた思いを考えるきっかけになると思います。
心の整理をする時間に
絵本は、入学を控えてドキドキしている子どもたちの心に寄り添ってくれます。
ぜひ一緒に絵本を読んで、入学に向けてお子さんが心を整理できる時間を作っていただけたらと思います。
小学校の入学準備でやっておきたいことをこちらの記事で紹介しています。
少しでも参考になれば幸いです。