年齢+1分で子どもの集中力を高める!入学前に机に向かう習慣づくり

子育て

「うちの子、座っていられる時間が短くて…」
「小学校に入学したら授業についていけるか心配」

そんなお悩み、よく聞かれます。
実は、幼児期の集中が続く時間は「年齢+1分」と言われています。

4歳なら5分、5歳なら6分なので、長く集中が続かないのが当たり前なんです!

まずは【年齢+1分】だけ、机に向かってみることに挑戦してみましょう。

たったこれだけでも、毎日続けることで
✔ 学習習慣の土台づくりに

✔ 短い時間に集中して取り組む力に

✔ 勉強に活かせる集中力の基礎に
つながります。

今回は、無理なく机に向かう習慣を身につける方法と、集中力を高めるおすすめの活動について、教育の現場で大切にされている視点も交えながら、わかりやすくご紹介します。




机に向かう時間、何をすればいい?

小さなお子さんにとって、「好きなこと」「楽しいこと」が、いちばん集中できる時間です。

無理にワークや勉強を始める必要はありません。

大切なのは、“座って机で何かに取り組む”という経験です。
まずは、お子さんが夢中になれる遊びを机の上で行うことから始めてみましょう。

おすすめの活動

集中力を高めるおすすめの活動と、我が子が使ってよかったアイテムをご紹介します。

折り紙
指先を細かく動かすことで手先の器用さが養われます。集中力や、途中であきらめずに仕上げようとする忍耐力も育ちます。

折り方ひとつで形が変わるので、「どう折ったらこの形になるのかな?」と考える過程が、想像力や数学的な能力をぐんぐん伸ばしてくれます。

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折り紙を使ったおうちモンテを気軽に取り入れられます。小さい子でも「できそう!」と思える作品ばかりで、すぐに取りかかれました。

親がどんなふうに寄り添えばいいかも書かれていて、子どもを伸ばす関わり方も学べます。
また、子どもが自分で見て作れるようにイラストや説明も分かりやすく工夫されているので、成長に合わせて長く使えそうです。

お絵かき
お絵描きは、子どもが感じたことや思いついたことを自由に表現できる大切な遊びです。何を描こうか考えたり、色を選んだりする過程で創造力や想像力が育ちます。

また、集中して描くことで集中力も高まります。手や指を使う細かい動きが、運動機能の発達にもつながり、描きながら気持ちを落ち着けることで心の安定にも役立つと言われています。

我が子が1歳から愛用しているクレヨンです。
手や服が汚れがつかず、机や床についても水拭きで簡単に落ちるので、掃除がラク。
口に入れても安心な素材なのも嬉しいです。
折れにくくて握りやすい形なので、小さい頃から長く使えます。
なぐり描きをしたり、弧を描いたり、ぐるぐると線を描いたりと、楽しくなったようで、毎日「おえかきしたい」とクレヨンをひっぱり出しています。

積み木
積み木遊びは、ただ積むだけでなく「どう積んだら倒れないかな?」と考えることでバランス感覚や空間認識力が育ちます。

手先を細かく動かすことで器用さが身につき、集中して崩さないように積むことで集中力や忍耐力も養われます。また、自分なりの形をつくることで創造力が伸びていきます。

小さい手でも持ちやすくて積みやすい大きさなので、1歳のころから夢中になって積み上げています。
高く積んだり、ジェンガみたいに並べたり、お城や車を作ったり…子どもの興味や成長に合わせていろんな遊び方ができるので、長く楽しめます。

また、10種類以上の木材でできているので、触り心地や固さ、重さ、香りの違いの発見ができます。遊びながら自然と五感が育つ積み木です。

粘土
粘土遊びは、手でこねたり伸ばしたりといった感触を楽しみながら、手指の発達を促す遊びです。

自分の思い描いた形を作る中で創造力が育ち、「こうしたい」という気持ちを形にする経験が自己表現力にもつながります。作り上げることで、集中力達成感も自然と育まれていきます。

原材料に寒天が使われているため、アレルギーの心配が少なく安心して使えます。

手やテーブルにくっつきにくく、汚れにくいです。小さなお子さんでも扱いやすく、低年齢のうちはこねたりちぎったりして、感触そのものを楽しめます。

赤・黄色・青・白の4色がセットになっていて、混ぜて新しい色を作ることもできるので、色の変化にワクワクしながら遊べます。成長に合わせて、作品作りや色の組み合わせを楽しめるので、長く活用できる粘土です。

パズル
パズル遊びは、形や大きさをよく観察しながらピースをはめていくことで、集中力や注意力が育まれます。試行錯誤をくり返す中で、考える力や問題解決力も自然と身につきます。

また、「どこに合うかな?」と空間をイメージする力が鍛えられ、空間認識力の発達にもつながります。

パズルのピース数は、年齢に合わせて選ぶと無理なく楽しめます。

1〜2歳は2〜10ピース、3歳は11ピース程度、4歳ごろには30ピース、5歳からは50ピース程度が目安です。

また、「型はめパズル」も積極的に取り入れたい遊びです。

ピースを指でつまむ動きをくり返すことで、手先が器用になり、ボタンを留めたり、お箸を使ったりといった日常生活の動作がスムーズにできるようになります。

また、ピースをはめるときには、向きを変えたり、手首をひねったりする動きが自然と身につきます。手首を上手に使えるようになると、鉛筆を持って字を書く動きもスムーズになっていきます。

絵本を読む
本を自分で読むことは、言葉の力や想像力、集中力、読解力など、さまざまな力を育てるのに役立ちます。

物語の中で登場人物の気持ちを想像し、共感する経験は、社会性を育むことにもつながります。

絵本を通して、子どもは言葉を覚え、心を動かしながら、豊かな感性を育てていくのです。読書は、楽しみながら学びと成長を促す大切な習慣です。

幼児期のおすすめの絵本はこちらの記事で紹介しています。




無理なく習慣化するコツ

机に向かう習慣無を理なく取り入れるコツは、お子さんが「これやってみたい!」と思ったときに楽しく取りかかることです。

やりたい気持ちが高まっているタイミングこそ、集中力を伸ばすチャンスです。

「じゃあ椅子に座って、机の上でやってみようか」と、やさしく声をかけてあげて見守るだけでOKです。

気分が乗らないときに無理に促す必要はありません。子どもの気持ちに寄り添いながら進めていくことが、習慣づけのポイントです。

「5分だけやってみようか」とタイマーを使ってみるのもおすすめです。時間の見通しが立つと、お子さんも安心して取り組みやすくなります。

そして、「もう終わり?もっとやりたかった!」と思えるくらいが理想的。やる気が自然とふくらみ、「またやりたい」という気持ちにつながります。

もし楽しそうに続けているようなら、少しずつ時間をのばしていくのもいいですね。

無理のない範囲で机に向かう時間がふえていくと、集中できる時間も少しずつ長くなっていきます。


まとめ

幼児期は、集中力や学ぶ力の土台を育てる大切な時期です。

1日たった数分でも、
「机に向かうって楽しい」「自分でできた!」という経験を積み重ねていくことで、
お子さんの中に、自信と学ぶ力がしっかり根づいていきます。

まずは、お子さんの好きな遊びを机の上で始めるところから。
無理なく、楽しく取り組むことで、自然と集中力と学習習慣が育っていきます。

今日から、できることから少しずつ始めてみませんか?

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