葉っぱ切り絵作家リトさんの作品展 本物の葉っぱに感動と癒しが~

まなび

今回は、「葉っぱ切り絵作家 リトさん」の作品の魅力をご紹介します。

リトさんは、葉っぱを使った切り絵を制作して、SNSに作品を投稿されているアーティストの方です。

葉っぱを素材にした繊細な切り絵に込められた物語に、心が温まり、癒されます。

リトさんの作品をインスタグラムで観て強烈に惹かれ、ぜひ生で観てみたいと思い作品展へ行ってきました。

写真撮影・SNS等に投稿OKとのことなので、作品の写真と魅力をお伝えしたいと思います。

何かとストレスがたまりやすい社会で、心が疲れてしまった時、リトさんの作品はそっと心に寄り添ってくれます。

みなさんへ、おすそ分けできたらと思います。



実物を観てより伝わる!繊細な表現力

2か所の作品展を観てきました。

思った以上に小さな葉っぱで、0.1ミリもないような小さな穴や線を切ってあるので、改めて作品の繊細さに感動しました。

リトさんが作る動物たちのキャラクターが大好きです。優しい気持ちで観ることができます。

一枚の中に物語があります。タイトルを読むとその物語の世界に入り込むことができます。

リトさんは、「タイトルは状況説明にならないように考えている。観てくれた人がその後を想像してくれるように、この先の展開が膨らむようなタイトルにいている。」と話していました。

 

この作品は初めて多くの人から反響があったもので、リトさんが葉っぱ切り絵作家としての自信を持つきっかけになりました。

 

葉っぱ切り絵を始める前の作品です。こちらもリトさんの才能があふれています。華やかで力強いエネルギーを感じました。

 

こちらは「アッコにおまかせ」にテレビ出演した時に作った作品です。

 

リトさんが実際に使っている葉っぱです。

最初の頃は、公園や道端を歩いて葉っぱを見つけていました。手で触って、硬さやみずみずしさを確認して拾っていたそうです。見つける葉っぱが、リトさんにとって宝の山に見えたそうです。そして、何の葉っぱなのかをネットで調べていました。

今は、葉っぱを探す時間が取れなくなったので、買っているそうですよ。



0.01ミリ単位の緻密な作業

作品展では、葉っぱ切り絵の制作の様子を動画で見ることができました。

想像を超える緻密な作業に驚かされます。

葉っぱ切り絵を制作するときは、まず画用紙に下書きをします。それを葉っぱの裏側に写します。

それからは、ひらすらデザインナイフ1本で切り取っていきます。

1つの作品に3時間以上かかり、8時間かかったこともあるそうで、その間は食事もせず、トイレにも立たずに、完成まで黙々と制作をするそうです。

思い通りに切れないこともありますが、後悔や悔しさを次の作品に活かしていき、自分が納得できないものでも、観る人が喜んでくれたらそれで嬉しいそうです。

また、切り損じしてしまっても、失敗に見えないように修正することで、なんとかする力が養われたそうです。0.01ミリの修正でなめらかな線になるまで、何度も切り取るそうです。気が遠くなりますね。

失敗しても、それをカバーしていく力が大切なのですね。

 

作品タイトルへのこだわり

タイトルを決めるときは、言葉選びを大切にしています。誰にでも考えられるタイトルでなく、自分にしか考えられないものにするそうです。

作品の世界観から浮かんでくる単語をあげていき、それを色々と組み合わせたり、並べ替えたりして発想していきます。タイトルを決めるために3時間ぐらいかかったこともあるそうです。その時間も、楽しんでくれる人を思い浮かべているので、大変ではないそうです。

作品への愛情と観てくれる人たちへの真摯さを感じました。

 

リトさんが伝えたいこと

リトさんは、今後やりたいことがあるそうです。それは、子どもたちに葉っぱ切り絵の作り方や魅力を直接教えることです。

それから、会社での葛藤から今に至るまでの話をじっくりと話す講演をしたいそうです。

リトさんは、「急に葉っぱ切り絵でブレイクした人」だと思われることが多いそうですが、アーティストになる前は、会社員として働いていて、社会に適応できず悩んでいた時期がありました。

ADHDと診断されてから、自分の個性を活かせる生き方を探し、アートの道に出会うことができました。

こちらの記事で、リトさんが自分を活かせる道を見つけたお話を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。



本物の葉っぱに感動と癒しが

実際に生で観た作品は、葉っぱの自然の色合いが魅力的で、葉脈も絵の世界に溶け込んでいます。

葉っぱの形をそのまま活かしているので、本当に素敵です。

そしてキャラクターが愛らしくて、大好きになりました。

機会があれば、ぜひ実物の作品を生でご覧くださいね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。




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