相手の言葉にイライラして怒りが沸いてくること、ありませんか?
私も、言われたことを思い出して「あの人のあの言葉が許せない!ムカつく!」という怒りで頭がいっぱいになってしまいます。
「相手にはっきり言えばいいじゃん」「そんなの気にせず忘れたほうがいいよ」と言われても、
「それができたらこんなに悩んでないわ!」と叫びたくなりますよね。
今回は、そんな私でも「これならできそう!」と思えた
自分を尊重して怒りを生まないコミュニケーションが学べて、心のクセを変えられる本を紹介します。
「しつこい怒り」が消えてなくなる本
こちらの本は、こんな人におすすめです。
・自分の気持ちを我慢して相手に合わせてしまう
・相手の言動が気になってイライラしてしまう
相手にイライラしてしまうのは、相手にばかり注目して自分を大切にできていないことが原因です。
自分がどうしたいかを伝える「自分中心の会話」で、相手に怒りを感じずにすみます。
自分中心になると「相手が怒らないかな」「自己中心的で嫌な人だと思われないかな」と心配になるかもしれませんが、
本で紹介されているやりとりだと、相手と争うことなく伝えることができます。
「これでどんな人ともうまくいく!会話ルール」を参考に、今すぐ使えそうなやりとりを紹介します。
今すぐ使える自分中心の会話
忙しいときに仕事をお願いされたら
忙しくしているときに、何かをお願いされることってありますよね。
相手を優先してしまうと「何でこんな忙しいときに」とイライラしながら、
「相手からのお願いは引き受けなければならないから」と我慢して引き受けてしまいます。
後から「なんでいつも私がやらないといけないの?」と怒りが沸いてきそうです。
そうならないように、自分中心の会話を使って
「今やっていることが終わってからでもいいですか?」
「あと1時間後でもいいですか?」
と聞いて了解を得るようにします。
そうすると自分を優先できて、イライラすることも無くなります。
口出しされてモヤモヤするとき
「ああしたほうがいい、こうしたほうがいいよ」と色々口出しされて、「もう、いちいち言わなくていいよ!」と思うとき、ありませんか?
もちろん必要なアドバイスなら素直に受け止めたいですが、自分の考えとは違うこともあると思います。
言い返さず表面だけ同意しても、「自分はこうしたいのに」とモヤモヤしてしまいます。
自分中心の会話で、相手に口出しさせない切り返しができます。
「こうした方がいいよ」と言われたら
「ありがとうございます。でも、私はこれがいいと思うので、自分のやり方でやります。」
と、自分の考えを伝えて完結します。
「私はこうしたい」「私はこうします」という意思を伝えてやりとりを終わらせることで、相手に支配されることなく自分の意志を尊重できます。
言い合いになって感情的になりそうなとき
家族や友人など、近い距離の相手だとつい感情的になってしまうこともありますよね。
感情的に言い合いをしても、後から自分が言った言葉を思い出して自己嫌悪になったり、逆に相手から言われた言葉に傷ついて怒りが生まれます。
そうならないために、
相手が感情的になっても、相手を非難しない
「私はこうしてほしい」と伝える姿勢を崩さない
ことが大切です。
相手の感情的な態度に傷つく前に、「争いたいわけではないから、今はやめるね」と伝えて中断します。
そして、また落ち着いたときに「話があるんだけど、いい?」と改めて話し合います。
話し合うときは、「こう言われると傷つくから、これからはやめてほしい」「こういうときは、何も言わずに放っておいてほしい」と自分中心で気持ちを伝えます。
この方法で感情的にならずに伝えることができます。
他にも、家庭や職場の日常でよくある「こんな場面ではどうしたらいいの?」というときのやりとりが載っているので、ぜひ本で読んでみてください!
言いづらい場面での自己主張の仕方や、相手の態度を軟化させる言い方が分かります。
ずうずうしい人やケンカ腰の人など、苦手な相手にも「この言い方ならできそう!」と自信をもらえます。
心のクセを変えると楽になる
自分を分かってあげられるのは自分だけ
私は今まで、「相手に分かってもらいたい、認められたい、感謝されたい、」と相手に期待していたことに気づかされました。
そういう気持ちで行動していると、少しでも相手に否定されたと感じると傷ついてしまいます。
それで相手に怒りを感じて、「こんな自分って嫌なヤツだな」と自己否定して余計にストレスになっていました。
自分の気持ちを一番理解できるのは自分です。
「あの人がムカつく」「あの人が嫌い」と思う自分を「そりゃそうだよな」と受け入れるだけでも気持ちが楽になります。
自分を後回しにせず、「私はどうしたいか」を最優先に考えることから始めると、自分で自分を満足させることができます。
相手からもっと自由になっていい
どうして自分は自己主張をうまくできないんだろうと考えると、
「相手に合わせないと嫌われる」
「相手に嫌な思いをさせたらいけない」
「目上の相手には従わなければいけない」
と強く思い込んでいたのが原因だと気づきました。
我慢して自分の気持ちを抑えつけていると、相手に怒りが沸いてくる一方です。
自分の意志で行動するだけで、ストレスは減らせます。
・お願いされても、できないなら断っていい
・相手と違う考えなら従わず、「私はこうします」と伝えていい
・話していて不快だと思ったら、自分から話を終わらせて立ち去ってもいい
というふうに、相手から自由になって自分の意志を尊重していいんだ!と思えると解放されます。
本では、さらに詳しく過去の怒りを手放すレッスンが紹介されています。
また、相手中心になってしまう根本の原因と、自分中心に変えていく方法を学ぶことができます。
相手と争わずに自分の意志だけを毅然と伝える会話はすぐに実践できて、人と関わるのが楽になります。
私と同じように悩んでいる人も、自分を大切にして、自由に日常を過ごせる心に変えていけることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。