元教師直伝!小学生の友達の家・習い事で困らないマナー鉄則集

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小学生になると行動範囲が広がり、友達の家に行ったり、習い事に通ったりする機会も増えてきます。

そういった場面で起きやすいのは「マナーのすれ違いから起きるトラブル」です。

私は小学校教師時代に、ご家庭からの苦情が学校に届いたり、些細なことがきっかけで友人関係がこじれたりする場面を見てきました。

多くの場合、子ども自身に悪意はありません。ただ、「知らなかった」「教わっていなかった」だけなのです。だからこそ、家庭で事前にマナーを伝えておくことが、子どもを守る最大の備えになります。

今回は、元小学校教師の私が実際の現場経験をもとに、小学生が身につけておきたい友達の家や習い事でのマナーを解説します。

友達の家でのマナー

教師時代、「友達の家でのマナー」に関するトラブルはよく耳にしました。ドカドカと家に上がり込んだり、勝手に冷蔵庫を開けたり、許可なく寝室に入って遊んだりと、相手のおうちの人に嫌な思いをさせてしまっているケースは少なくありません。

友達の保護者から「もううちには来ないでほしい」と言われてしまったら、我が子が大好きな友達と遊べなくなってしまいます。

大人が当たり前に知っているだろうと思っているマナーも、教えてもらっていなければ子どもには分かりません。だからこそ、あらかじめ家庭でマナーを伝えておくことが大切です。

どんなに仲の良い友達の家でも、そこはそのご家族が毎日暮らす大切な空間。「お邪魔させてもらっている」という気持ちを、子どもが自然に持てるよう、事前にやさしく伝えてあげましょう。

時間のルール・あいさつ

友達の家にお邪魔するときは、帰る時間をあらかじめ決めておくことが大切です。遅くまでいると、夕食の準備など忙しい時間帯に重なってしまいご家族の迷惑になることも。

相手の都合に合わせて家を出るようにして、遅くても17時には帰るように約束しておきましょう。

また、インターホンでの受け答えも意外と練習が必要です。「〇〇です。△△さん(君)はいますか?」と恥ずかしがらずに言えるよう、事前に親子で練習しておくと安心です。

相手に「あがっていいよ」と言われてから家の中に入るようにします。

玄関では「お邪魔します」とひと言挨拶し、脱いだ靴はきちんと揃えることも大切です。

家の中にお邪魔したら

家の中にお邪魔したら、案内された場所以外には入らないことが基本です。他の部屋を覗いたり勝手に入ったりするのはNG。「遊んでいい場所以外は入らないよ」と、必ず事前に伝えておきましょう。

お手洗いを借りるときは、必ず「お手洗いをお借りしてもいいですか?」と一言断ってから。ギリギリまで我慢すると慌ててしまい、失敗やマナー違反につながりやすくなります。「行きたくなったら早めに言うんだよ」と伝えておきましょう。「きれいに使う・スリッパを揃える・電気を消す」この3つを習慣にしておきましょう。

食べ物や飲み物をいただいたときは「いただきます」「ごちそうさま」をきちんと言うこと。出してもらったお菓子のゴミは散らかさずしっかりまとめる、という小さな気配りも大切です。

「お菓子食べたい」「ジュースある?」など自分から要求したり、勝手に冷蔵庫を開けたりするのは絶対にNG。どうしても喉が渇いたときは、「すみません、お水をいただいてもいいですか?」と丁寧にお願いするよう教えましょう。

ペットがいる場合も要注意です。勝手に触ると相手やペットに嫌な思いをさせてしまうことも。触りたいときは必ず「触ってもいい?」と確認するよう約束しておきましょう。

相手は「そろそろ帰ったら?」と言い出しにくいものです。楽しくて長居したくなる気持ちはわかりますが、決めた時間になったら自分から席を立てるよう伝えておきましょう。帰り際に必ずお礼を言うことも忘れずに。

習い事でのマナー

習い事は、友達と遊ぶ時間とは違う「学びの場」です。ところが親の付き添いがないと気が緩みがちで、友達とふざけてしまったり、先生への言葉遣いが乱れてしまったりすることも。中には、習い事をさぼって友達と遊んでいたという話も、教師時代によく耳にしました。

だからこそ、習い事を始める前・続ける中で、「何のために通っているのか」を子どもと一緒に話し合うことが大切です。月謝を払って習う意味、先生やクラスメートへの敬意など、親子で話しておくことで子どもの取り組む姿勢にもつながってきます。

子どもと確認しておきたい基本の3つのルールを紹介します。

1. 始まりと終わりの挨拶

「お願いします」「ありがとうございました」を、先生や受付の方にしっかり伝えましょう。友達同士でふざけながら入室したり、終わったらそのままダッシュで帰ったりする子も意外と多いもの。挨拶はその場の雰囲気をつくる大切な行為です。恥ずかしくてもきちんと声に出せるよう、普段から練習しておきましょう。

2. 時間を守る

遅刻は先生だけでなく、一緒に学ぶ仲間にも迷惑がかかります。「5分前には到着する」を目標に、余裕を持って出発する習慣をつけましょう。遅れてしまったときは、教室に入る前に「遅れてすみません」と一言添えることも大切なマナーです。また、終了時間を過ぎても友達と話し込んで帰らない、次のクラスの邪魔をしないといった気配りも忘れずに。

3. 道具・持ち物の管理

忘れ物をしないよう、前日のうちに自分で準備する習慣をつけましょう。使った道具は元の場所にきちんと片付け、借りたものは必ず返す。「自分の物は自分で管理する」という自立心が、習い事を通じて育まれていきます。道具を大切に扱うことは、その習い事への向き合い方にもつながります。

マナーは子どもを守るためのもの

マナーを教えることは、単に行儀を良くすることではなく、子どもが周囲と良好な関係を築き、安全に楽しく過ごすためのスキルを授けることです。

「今日は玄関で靴を揃えるのを頑張ろうね」と一つずつ確認し、できたらしっかり褒めてあげてください。その積み重ねが、お子さんの自信に繋がります。

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