小学生の保護者必見 放課後・休日のトラブル防止に話し合うべきこと

子育て

こんにちは。元小学校教師のぽよみです。

子どもの学年が上がるにつれて、放課後や休日の行動範囲が広がると、

友達とのトラブル、お金のトラブル、インターネットのトラブル、交通事故などの心配が増えてくると思います。

実際に子ども同士のトラブルから、保護者同士のトラブルにまで発展するようなことも起こっています。

このようなトラブルを未然防止するために、学校の決まりも踏まえて家族でのルールを話し合っておくことが大切です。

今回は、実際によく起こっているトラブルを紹介しながら、未然に防ぐために話し合っておきたいことや、決めておきたいルールを紹介します。

友達の家に遊びに行く時刻、帰る時刻を決めておく

子どもが友達と遊ぶときは、必ず行く時刻と帰る時刻を家庭で決めるようにしましょう。

【休日に友達の家に遊びに行くのは、早くても10時くらいからにして、遅くとも17時には帰る】

というように時刻を決めておきます。

実際に保護者の方から学校に「休日の早朝から子どもが遊びに来て困る」と苦情が来たことがありました。

朝早くは、ご飯を食べている時間だったりするのでお邪魔すると迷惑になること、

また、小さい子が寝ている家もあることを子どもに伝えて、遊びに行っていい時間帯を考えるようにします。

決めた時間の範囲で友達と約束して、時刻を守って遊ぶようにすることが大切です。

友達に物をあげたり、交換したりしないように約束する

物をあげたり交換したりすることでのトラブルはよく起こっています。

保護者の方から、「うちの子が友達とおもちゃを交換して持って帰ってきたと言っています。その友達からもらった物が高価そうな物でびっくりしているのですが・・・」という相談を受けたことがあります。

子どもたちは「友達が欲しいって言ってるし、もういらない物だからあげようかな」「交換だからいいよね」と気軽に物をあげたりもらったりすることがあります。

それが、後から人間関係にひびが入ったり、保護者間にも発展するようなトラブルになりやすいです。

「ずっと友達でいたいなら絶対に守るべきルール」だということを、子どもが理解できるように話し合いましょう。

子どもだけで遠くに行かないように範囲を決めておく

子どもだけで遠くに行くと、このようなトラブルがよく起こります。

*道に迷って帰れなくなる

*不審者に狙われる

*他の学区の子どもたちとトラブルになる

このようなトラブルが起こる危険があることを、きちんと子どもに伝えることが大切です。

学校で定められている場合はその決まりに従って、改めて家族で確認しましょう。

お金に関するルールを決めておく

子どもだけでお金を持ち歩くと、失くしたり、盗られたりする危険があります。

また、友達同士でお金の貸し借りをしたり、おごったりしてトラブルになることもよくあります。

学校の決まりに沿って、また子どもの年齢に合わせてルールを決めましょう。

・子どもだけでお金を持ち歩かない(年齢によって「持ち歩いてもよい」とする場合は、「いくらまで」にするかを決める

友達同士でお金の貸し借りをしたり、お金を渡したりおごったりしない

お金を大切に正しく使うことにもつながってくるので、必ずルールを話し合っておきましょう。

交通安全ルールの再確認

子どもだけで行動する範囲が広くなると、交通事故への注意が大切です。

特に自転車の乗り方に気を付けるように再確認しましょう。

周りに注意する

道路への飛び出さない

並列運転しない

インターネットに関する約束

インターネット上でのやりとりで起こるトラブルや、知らない人とつながって起こるトラブルを防ぐためにしっかりとルールを決めておきましょう。

個人情報を投稿したり、知らない人に教えたりしない

知らない人とやりとりをしない

悪口を書き込むなど、人が嫌がることはしない

困ったことがあったら必ず相談する

子ども自身がルールを守ろうと思えるように

ルールを決めるときには、必ず子どもと一緒に話し合って決めましょう。

保護者が一方的に決めてしまうと、子どもはルールを「ただ押し付けられた面倒くさいもの」と感じ、保護者の目が届かないところでルールを破ってしまいます。

例えば、「子どもだけで遠くに行ったら、どんな危険があると思う?」と子どもに問いかけて、自分で考えさせながらルールを決めていくことが大切です。

子どもとしっかり話し合って「なぜこのルールが必要なのか」という理由を子ども自身が考え、理解できるようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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