みなさんは、完璧なお母さんを目指して頑張りすぎていませんか?
「母親はこうあるべき!」と理想が高くなり、現実とのギャップに落ち込んでしまうお母さんは少なくないと思います。
私も2023年に子どもが産まれて母親になり、「良いお母さんにならなきゃ!」と肩に力が入り過ぎてしまうことがあります。
みなさんは、完璧なお母さんってどんなお母さんだと思いますか?
私にとって完璧なお母さんとは、
- いつも笑顔で穏やかに子どもに接する
- たくさん子どもに話しかけて、一緒に遊ぶ
- 正しい行いをして子どものお手本になる
ですが、現実は完璧とは程遠いものです・・・(笑)
心に余裕がなくなることばかりで、反省の毎日です。
急いでバタバタしているときは「早くしてよ!」とイライラがちです。
子どもがご飯を食べてくれなくて、「何で一生懸命作ったのに食べないの!」と怒りをぶつけてしまうこともあります。
そして家事が終わらず、子どもと一緒に遊びたくても「ちょっと待って!」と言うばかり・・・
そんな毎日で、できない自分を責めたり落ち込んだりしていました。
子どもに怒りをぶつけてしまった日は、自己嫌悪で一日中ブルーになってしまったり・・・
気づいたら「完璧な母親にならなきゃ!」という考えにとらわれて辛くなっていました。
でも、「完璧な母親になるのは無理だし、完璧を目指してもいいことはない!」ですよね。
頑張りたい気持ちがあっても、なんだか気分がすぐれなかったり、調子が悪かったりするときもあると思います。
辛いときにも頑張り続けるのは苦しいです。
今回は、「完璧なお母さんにならなきゃ!」という考え方を手放す方法をシェアしたいと思います。
それは
「自分のよくなかったところや、自分の気持ちを素直に伝える」
ことです。
例えば、私はこんなふうに子どもに伝えるようにしています。
「さっきは怒ってごめんね。急いでいてイライラしちゃったんだ。」
「ごめんね、一生懸命作ったごはんを食べてくれなくて悲しかったんだ。」
「一緒に遊んであげたいけど、ごめんね。今掃除をしてるから、おもちゃで遊んで待っててね」
こんなふうに子どもに伝えることで、肩の力を抜くことができた気がします。
でも、「子どもの前で自分のよくなかったところを認めるのは抵抗がある・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。
私が小学校教師だったときは、自分のよくなかったところを認めることができませんでした。
子どもたちから、ダメな先生だと思われるのが怖かったからです。
「これは私が悪かったかな」と思っても、ごまかしたり言い訳したりしていました。
きっと子どもたちも気づいていたと思います。
でも、自分が悪かったときに「ごめんね!先生が間違えてた!」と言える先生の方が、子どもとの信頼関係を築けると思うし、
子どもたちも、「大人も間違えることがあるんだ!正直に話して謝れば、間違えても大丈夫なんだ!」と分かると思います。
そうすれば子どもは、相手に言われたことを何でも鵜呑みにせず、何が正しいのかを自分で考えて判断する力が身に着くはずです。
なので、大人がいつも正しい姿を見せる必要は無いと思います。
私は親になった今、完璧であろうとするよりも、素直に本音を伝える方が大切だと思うようになりました。
自分の子どもには、自分の気持ちを素直に話せるようになってほしいからです。
親が本音を隠していると、子どもも気持ちの伝え方が分からず、人間関係を築いていくときに辛くなると思います。
自分の気持ちを言葉で伝えられないと、人間関係をうまく築けません。
相手の顔色をうかがって、自分の本音を隠して我慢するようになったり、
相手とぶつかったときに、暴れたり暴力をふるったりするようになります。
そうならないように、「自分のよくなかったところや、自分の気持ちを言葉で伝えていいんだよ」と教えていきたいです。
親が素直に言葉で伝える姿を見て、子どもは「言葉に出していいんだ!」と気づくことができます。
そうすれば、子ども自身も素直に言葉で伝えられるようになると思います。
だから、子どもに「完璧なお母さんの姿」を見せようとしなくていい。
ダメなところがあった方がいい!と思えるようになりました。
完璧じゃなくたって、子どもはお母さんが大好きです。
言葉を話さない赤ちゃんだって、いろいろなしぐさで「お母さん大好き!」を伝えてくれます。
子どもは、完璧であろうと無理をするお母さんより、頑張りすぎず笑顔でリラックスしているお母さんと一緒に居たいはずです。
まずは、「頑張らない日があってもいいよね」と自分を許してあげたいですね。
頑張りすぎて悩んでいる方の心が少しでも軽くなれば幸いです。